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ロスト・イン・トランスレーション

評価:
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巨匠フランシス・コッポラの名作「ゴッドファーザー」のパート3に何げに出演している彼の娘、ソフィア・コッポラの監督作品で
日本が舞台になっているもの。

黒澤明は世界の名だたる映画監督に尊敬され、クロサワ映画を参考にしたとされる海外映画も数あるなか、日本を描いた海外映画、日本人役が出演している映画は、日本人から見るとなんでそうなのよ、と思わず苦笑してしまう中途半端で勘違いな設定や、役者がちゃんとした日本語を喋っていないケースに数多く出くわす。

■ブリジット・バルドー主演「この神聖なお転婆娘」
…日本人と言えば、カメラ、眼鏡、お辞儀、そして柔道。
笑えます。が、ちょっと悲しくなります。
■リュック・ベッソン監督の名作「グラン・ブルー」
…研ぎ澄まされたような美しい映画のなかで、とつぜん始まる
息抜きお笑いタイムのようなシーンで出てくる日本人ダイバーたち。
リュック・ベッソンは好きだけど、日本人がナメられてる感は否めないなぁ。
■連続ドラマ「HEROES」
…「ヤッター!」という台詞が有名な作品。
しかし、同僚役や父親役のたどたどしい日本語はナゼ?
そして日本の一杯飲み屋街のセットが文化祭のお芝居みたいに安っぽい。
わかっててやってるのか、わかってないのか?
まあ、いい作品なんで許すけどw

などなど。

これまでは日本を真っ当にとらえてくれていて、なおかつ作品としてもすばらしいのは「ブラックレイン」くらいのものだった。

どっちにしても、アメリカを中心とした英語圏の人たちが主たるオーディエンスなので、これが日本人の目線でどう見えるのか、ってのは重要度は低いんだろうね。

しかしながら、このソフィア・コッポラの作品は、興味本位に日本を素材として扱っているのではなく、日本を丁寧にリスペクトしながら、日本という未知の場に放り出された外国人の孤独感がかなり繊細に、リアルに描かれているのが好感が持てる。

巨匠の娘だからと言って物怖じすることなく、女性ならではの目線で、独自の世界観をつくっているのがイイね。


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